暑い日が多くなり、キャンプやバーベキューなどの季節が近づいてきましたが
この時季は、同時に病原体が増殖するのにも最適な季節です。
今回はこの時期とくにかかりやすい「急性腸炎」についてお話します。
【症状】
主な症状として、嘔吐・下痢・腹痛があり、多くの場合1、2日で自然に治りますが
入院を必要とする重症例もあります。
【原因】
ほとんどはウイルスで、一部細菌または細菌の産生した毒素によるものがあります。
患者の便か吐物が、他人の口に直接または食器や食べ物を介して間接的に入ることに
よって感染します。
【治療】
治療法としては、薬の内服や点滴による投与がありますが、それ以前に最も重要なのは
「脱水の予防」です。症状が軽い時は経口で水分を補うことで十分ですが、重症な場合
は腸管を休めるために点滴が必要になります。経口でもジュース、炭酸飲料やその他の
糖分が高い飲料は腸管を刺激する可能性があるため避けましょう。
また、脱水がある場合には尿の色が濃くなるので、いつもの尿の色になるまでなるべく
多く水分補給をしましょう。
【予防策】
@魚介類やその他の食材の鮮度に気をつける。
A感染防止のため衛生状態の悪いレストランや屋台での食事を控える。
B食品は冷蔵庫で保存し、調理する前はしっかり手洗いをする。
最後に
嘔吐や下痢は体内の病原体を体内に排出するための生理的な反応なので、よほどのこと
がなければ無理に止める必要はありません。あまりにも症状が重かったり、熱が出たり
便に血が混入したいたら、積極的に医療機関を受診しましょう。 |